岷江入楚(橋姫・椎本) みんごうにっそ(はしひめ・しいがもと)
写本、大本、2冊

源氏物語の代表的注釈書。著者は中院通勝。慶長3年(1598)、細川幽斎の協力を得て、河海抄、花鳥余情、細流抄など先行の諸注釈書を集大成し、三条西家の源氏学の説も付した。多くの文献を引用し、儒教的・道徳的な精神で作品を解釈している。