不動曼荼羅 ふどうまんだら
一幅、鎌倉時代
本図の上下に墨界がみられるから、もと巻子か冊子状であったものの一部であろう。曼荼羅の右上には「小野万タラ」とあり、左中央には「承久元年勤修図」とあることによって、本図は小野流の「不動曼荼羅」であり、承久元年(1219)に用いられたものを写したものであることがわかる。