北斗供法 ほくとくほう
一巻、鎌倉時代
息災延命を願う星供の次第書で、北斗七星を本命星とする。本命星とは、生年の支が北斗七星の7つの星の何れかにあり、個人の一生の運命が所属する星とされた。本命星の信仰は、陰陽道の本命日の思想が宿曜道に流入したもので、10世紀前半以降、平安貴族の間で盛んに信仰された。北斗供法は、生年干支にあたる本命日に行われた。奥書によると、弘安元年(1278)6月に伝受され書写されたもので、「十無尽院上人相伝之」つまり高山寺の明恵上人相伝のものとある。