星宿字印形契明集 せいしゅくじいんぎょうけいめいしゅう
一帖、南北朝時代
各星宿関係の種子・三昧耶形・尊形・印明・真言などを記したものである。奥書には
  「弘安二年己卯八月十一日
   写本云
   同五年壬午三月七日子時写
   正平七年壬辰六月廿九日写之畢
         金剛末資宣恵□□八 生四十一」
とあるが、宣恵については、本帖を収めた箱に「西大寺金剛未((マヽ))資宣恵書写」とあって大和西大寺と関係する僧侶であったことを示しているが、本帖のなかにはそのことを示す記述はない。