婕妤怨
しょうよえん
画題
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解説
画題辞典
婕妤は支那に於ける宮中女官の称なり、榮華盛運是れ一時君寵忽ちに衰へて閨中怨瑳の情あり、之を婕妤怨となす、唐詩選に皇甫冉婕妤怨の絶句あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
捷妤は漢時代に於ける宮中女官の名、後官に艶色を競うも、昨日の栄華も今日の夢、君寵は忽ち衰えて閨中怨嗟の情に堪へない、これを婕妤怨といふ、『唐詩選』に皇甫冉の作がある曰く。
婕妤怨 皇甫冉
花枝出建章、鳳管発昭陽、借問承恩者、双蛾幾許長。
なほ、はんしょうよ「班婕妤」の項参照。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)