六君子
ろくくんし
画題
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解説
画題辞典
松、栢、槐、楡、梓、栴を於て六君子となす、南画の画題として多く用ひらる。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
松、柏、槐、楡、梓、栴と樹木のみを並べている、槐は「えんじゆ」楡は「にれ」梓は「あづさ」栴は「せんだん」である。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
六君子は支那宋代に於ける高士碩学六人を指していふ、即ち
である、各人の伝記閲歴に就いては各項を参照されたい。
又、樹木六種を撰んで『六君子』と称するものがある、即ち
松、柏、槐、楡、梓、栴
で、柏は松柏科の円柏、側柏扁柏の総称円柏は『いぶきひやくしん』、側柏は『びやぐだん』扁柏は『ひのき』、槐は和名『ゑんじゆ』、梓は『あづさ』にして、昔此木を以て弓を作るに用ひた、栴は『せんだん』、楡は『にれ』であり、何れも名木として又香木として尊重せらる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)