敗荷落雁
はいからくがん
画題
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解説
画題辞典
秋風到りく万葉凋委、蓮葉枯れて水静かなる所、雁の游べるを図せるもの。
伝宋人羅窓筆に成るもの(朝吹常吉氏所蔵)あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
秋風吹き到つて万葉凋落し、敗荷水に委して静かなる所、雁天空より飛来する処を画く、蘿窓の作(秋元家伝来)世に聞ゆ、此図讃に曰く。
秋尽荷枯葉正黄、芦花吹雨過池塘、斜飛孤雁天涯底、回首江南道路長。
現代の作にもいろ/\ある。
榊原紫峰筆 『枯蓮双雁』 画集所載
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
敗荷は枯れた蓮のこと、これに雁を配す、晩秋初冬の花鳥画題である。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)