冬景山水
とうけいさんすい
画題
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解説
画題辞典
樹枯れて山虚しく、水零ふして風石に落つる三冬の山川を写せるものを、凡称して冬景山水となす、之を図するもの古来甚だ多きが中に、
宋梁楷筆(酒井伯爵所蔵)、伝宋徽宗皇帝筆(京都金地院所蔵)、伝唐呉道子筆(京都高桐院所蔵)、 陸治筆(某家所蔵)、雪舟筆(黒田候爵所蔵)、雪舟筆(京都曼珠院所蔵)、雪村筆(東京帝室博物館所蔵)等、名作と推すべきものなり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
枯木空林、簫条たる冬の天地を描くもの時に雪野となり、時に凍田となり、四囲の山々亦皚々たる姿となる。その主なもの
梁楷筆 酒井伯爵家蔵
伝徽宗皇帝筆(秋と対)(国宝) 京都金地院蔵
伝呉道子筆 (夏と対)(国宝) 京都高桐院蔵
雪舟筆 (夏と対)(国宝) 京都曼殊院蔵
雪村筆 東京帝室博物館蔵
此の外、南画北画何れも少くない。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
さんすいが「山水画」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)