七夕穿孔
しちせきせんこう
画題
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解説
画題辞典
唐代宮中に於て、七月七日牽牛織女を祀る為めに、綵縷を結び瓜菓及酒を陳ねて之を供し、妃嬪各々九孔針及び五色の線を執り、月に向つて之を穿ち、以て裁縫の上逹を祈るという、尚ほ牽牛織女及七夕の条をも参照すべし、
「七夕穿孔」を画きしもの杜陵内史の筆あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
支那唐の時代に、七月七日の七夕の日、牽牛織女を祀る為めに綏縷を結び、蓏菓及び酒を供へ、妃娘各々九孔針及び五色の糸をとり、月に向つて之を穿ち、以て裁縫の上達を祈つたと、これを画いたものに、杜陵内史の作がある。
なほ、たなばた「七夕」の項を参照。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)