文楽座

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ぶんらくざ


総合


歌舞伎

昭和三十一年元旦大阪道頓堀に開場された、操人形浄瑠璃劇専門の劇場。 文楽座は寛政の末(1800頃)淡路の出身である初世植村文楽軒が、大阪の高津橋南詰西浜の側に「高津新地の席」という人形浄瑠璃の小屋を設けたのがはじめで、そののち博労町稲荷神社境内、南区清 水町浜など転々としていたが、明治五年松島地内にはじめて文楽座の座名で開場し、同十七年には束区御霊社境内に移り、長らく「御霊の文楽」と呼ばれていた。 明治四十二年二月松竹に買収されたが、やがて昭和四年四ツ橋に新築され、以来日本で唯一つの常設人形劇場として三百年の伝統を保っていた。 紋下は豊竹山城少掾、これに女形人形の近代の名人である吉田難波掾がいて、この二人の元老の下に世界に誇る古典文化の花を咲かせている。