こしばい
大劇場に対して三流どころの芝居をいう。 江戸時代は官許の劇場以外を官地芝居、緞帳芝居、おででこ芝居などと称し、花道、廻り舞台、引幕などの使用が禁止されていた。明治以後も小規模な劇場は従前通りの制約をうけたが、三十三年の改正で大小劇場の区別が撤廃された。しかし小芝居の伝統は後々までのこって一つの特色ともなった。今日のかたばみ座はその雰囲気をある程度残している。