こっこう
らん「蘭」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
蘭の異称、『左伝』宣公三年の条に、『蘭有国香』の句がある、蘭を国香と称することこゝに出てゐる。
紫蘭 明 景翩々
碧玉参差簇紫英、当年剰有国香名、風前漫結幽人佩、澧浦春深寄未成。
『国香』の題名もて蘭を画いたものに左の作がある。
池上秀畝筆 昭和十三年文展出品