六方

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ろっぽう


総合


歌舞伎

演技または舞踊の技巧で、手足と体を十分に振り誇張的様式的な動作であるくことをいう。 その起原は女歌舞伎時代名古屋山三の下人鹿蔵の荒っぽい動作をさして鹿方といったといい、また江戸時代の初期に武士や奴が伊達姿で大道を闊歩して、遊里や丹前風呂に通うさまを写したものともいう。 六方の種類は多く、荒事などで勇武のさまをあらわすものとして、「勧進帳」の弁慶、「車引」の梅王丸の引っ込みに見せる飛六方、また遊里に通うさまを写した丹前六方があり、そのほか片手六方、狐六方、幽霊六方などがある。