UP0946
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総合
場面解説
翁が二人の珍しいものである。 両手を左右に大きく広げ「およそ千年の鶴は、万歳楽と謡うたり。また万代の池の亀は、甲に三極を戴いたり。滝の水、冷々と落ちて、夜の月あざやかに浮んだり。渚の砂、索々として、朝の日の色を朗ず。天下、泰平国土安穏の、今日の御祈祷なり。」と謡う。 翁の面には柔和な表情が刻まれており、寿ぎの色に満ちた描写である。
翁が二人の珍しいものである。 両手を左右に大きく広げ「およそ千年の鶴は、万歳楽と謡うたり。また万代の池の亀は、甲に三極を戴いたり。滝の水、冷々と落ちて、夜の月あざやかに浮んだり。渚の砂、索々として、朝の日の色を朗ず。天下、泰平国土安穏の、今日の御祈祷なり。」と謡う。 翁の面には柔和な表情が刻まれており、寿ぎの色に満ちた描写である。