龐居士

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ほうこじ


画題

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解説

画題辞典

龐居士は唐代の人なり。名に蘊、字に道玄といふ。もと襄陽の人。世々儒を以て業となす。貞元の利、石頭希遷に謁し禅旨に契ひ。又丹霞天然と交る。江西に遊び馬祖道一に参し法旨を承く。留まること二年、爾来機鋒甚だ迅捷なり。震旦の維摩なりといはる。女に霊昭女あり。共に屡々図せらる。古く相阿弥の図あり。丹霞禅師との間答に就ては天然口唖の条を看るべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

龐居士は唐代の人、霊昭女の父で、馬祖に参して之が法嗣となり、震旦の維摩といはれた、その伝は、『伝灯録』や『五灯会元』に記されてゐる。

龐居士、唐貞元初謁石頭、乃問不与万法為侶者是甚麼人、頭以手掩其口豁然有省云々、後参馬祖云々、因辞潙山命十禅客相送至門首、士乃指空中雪曰、好雪片々不落別処有全禅客曰、落在其処、士遂与一掌、全曰、也不将草草、士曰、恁麼称禅客、閻羅老子未放儞在、全曰、居士作麼生士又掌曰、眼見如盲、口説如瘂云々、士坐以問霊昭曰、古人道明々百草頭明々祖師意如何会、昭曰、老老大大作這箇語話、士曰儞作生麼、昭曰明々百草頭明々祖師意、士乃笑、士因売漉籬、下橋喫撲、霊昭是亦去爺辺倒、士曰儞作麼、昭曰、見爺倒地某甲相扶云々  (五灯会之三)

龐居士を画いたもの二三を挙げる。

啓書記筆  (霊昭女双幅)  紀州家旧蔵

狩野尚信筆          因州池田家旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)