龍樹菩薩

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りゆうじゆぼさつ


画題

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解説

画題辞典

佛滅後七百年、南印度波羅門の家に生る、初め外道にして人生の楽は寧ろ性慾の満足にありとせし程なりしが、法を毘羅尊者に受けて佛道に入り、其奥義に達し、佛法を弘むること汎く大乗諸宗の教旨多くは茲に萌芽す、後世八宗の祖師と崇められ、日本及支那西蔵に於て尊崇せらる、日本に於ては特に真言宗に於て之を信ず、菩薩一日法を衆人に説くに、聴く人いうて曰く、徒に佛性なくして誰か能く之を見んと、尊者の地上忽ちにして白蓮花を現出して自在を現し、身満月の輪の如くになるといふ、即ち佛画に作らるるもの皆白蓮葉の座を作る。

(『画題辞典』斎藤隆三)