鼠木戸

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ねずみきど 


総合


歌舞伎

 劇場の正面入口のを木戸と呼ぶ。正面から入る観客は皆そこを潜ったが、無銭客を防止の必要上、その人口が小さく、鼠が穴へ入るやうに体を曲げて入ることから、この称がついた。  木戸は格子になってゐたが、江戸の三座の格子の組み方は、中村座は格子の横の間が長く、市村座は菱 形に組み、森田座は真四角に組んであつた。  なお、高級観客は茶屋から、劇場に入るから、鼠木戸は通過しない。