鶴千歳曽我門松

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『酔菩提悟道野晒』、通称『野晒悟助』。元治二年市村座初演。黙阿弥作。山東京伝の「稲妻草子」の後編「本朝酔菩提全伝」から材をえて創作。

『野晒悟助』は『鶴千歳曽我門松』の二番目が独立したもの。


<『野晒悟助』あらすじ>

大阪千日前の侠客野晒悟助は一休禅師の弟子で僧侶同然の身の上だ。提婆仁三郎(だいばのにさぶろう)の子分に因縁をつけられて困っている土器売りの詫助と娘お賤の親子、それに扇屋の娘小田井の災難を救う。二人の娘は悟助に惚れ、扇屋が小田井を嫁にもらってくれと押しかける。断るが死ぬ覚悟と知って承知する。お賤は泣く泣く諦める。仁三郎の子分が仕返しにやってくるが母の命日で手出しが出来ない。お賤は悟助の入用の百両を身を売って調達。悟助はその金を持って仁三を追い、天王寺で討って恨みを晴らす。扇屋の内儀香晒は、即日お賤を身請けして円満に納まる。



「歌舞伎名作事典」、1996年、演劇出版社

「歌舞伎事典」、服部幸雄, 富田鉄之助, 廣末保編、2000年、平凡社