鳩摩羅陀尊者
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くまらだそんじゃ
画題
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解説
画題辞典
鳩摩羅陀尊者は月氏国に生る、もと波羅門の子にして、得道の後行脚して中天竺に至る。時に闍夜多なるものあり、問うて曰く、我家仏を信じて不幸多く、隣家旃陀羅にして幸多し、如何と。尊者答えて曰く、善悪の報二時あり、百千万年を経るも磨滅すべきにあらずと。夜多大に喜び、進んで出家せんと請ふ。尊者曰く、予今寂滅す汝将に後を紹くべしと、大光明を放ちて寂すという。時に新室十四年なり、芥子園画伝に其像あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)