風竹

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ふうちく


画題

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解説

画題辞典

風に戦ぐ竹を画くもの「風竹」といふ、南画系統の書家の最も好んで図する所なり。元画伝檀之瑞筆風竹図(浅野侯爵所蔵)近世南画家の所図に至りては数ふるに暇あらず。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

風にの靡いて然も折るゝことなく、浙々声あり、葉の動きに画趣も極めて豊かである、蔡珪の詩に

好竹風浙々、流水声冷々、吾廬兼有此、要是佳友生、

北窓于夢断、冷箪無飛蝿、端疑故人至、喚作寒泉鳴、

攬衣起徘徊、自笑還自驚、無須問形似、自可名双清。

南画文人画などに多く画かれ其の作例一々枚挙に遑もない。

文与可、蘇東坡、鄭板橋其他に多く本邦では祇南海、渡辺崋山等にその作多い。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


たけ「」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)