青鸞

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せいらん


画題

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解説

東洋画題綜覧

青鸞、熱帯地方に棲息する鳥の名である。古く鳳凰の属と解されてゐたが、実在のものはタイ国から馬来半島辺に産し、雄は頭頂及び後頭部の短毛冠が黒色、頸の後部には女色の小さい斑があり、背の上部、肩羽及び雨覆は黒色で、淡黄褐色の斑点や条紋がある、下背及び腰のあたりは鮮かな淡贅褐色で、黒点が散在してゐる、風切羽は灰色で縁辺は淡黄褐色、外弁には黒色及び褐色の斑点が整然と配列されて居る、而して内弁には其の基部に赭褐色で白色の斑点のある一帯がある、此の帯は羽軸に沿うて走り是と羽軸との中間は黄色で黒色の横帯がある、次列風切には同様の斑紋の外に外弁には先端に向つて漸次大さを増す一列の玉がある、玉の中央は黄色を帯び一方は変じて白色となり、他方は赤褐色となる、猶此の玉の周囲は黒帯に由つて繋がれてゐる、尾は中央のものは暗褐色で内弁は大概灰色外弁は栗色で先端は擬白色である、細い黒色の環のある白点が密である、側尾は暗褐色に富み斑点は一層密である、体の下部は赭褐色で黒色、褐色及び淡黄褐色の細い波紋がある、雌も大体雄に似て居るが長大なる次列風切と中央尾とを欠く。  (鷹司信輔著飼ひ鳥)

大村広陽筆  『青鸞』  第三回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)