青楼

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せいろう


画題

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解説

画題辞典

娼家を称して青楼という、劉邈が詩に「倡女不勝愁、結束下青楼」とあり、

近江村田氏の有に謝蕪村の筆青楼図屏風あり、浮世絵には之を画くもの最も多しとす。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

妓女の居る家をさして青楼といふ、出所は染の劉邈が『採桑行』に

倡女不勝愁、結束下青楼。

とあるから来てゐる、一説に『翠雨軒詩話』の

斉武帝于興光楼上施青漆、謂之青模、是青模乃帝王之居、今以妓居為青楼誤矣

の如きものがあるが、今日では一般に倡家のことゝなつて居り改めることが出来ない。 (故事熟語辞典)

春重筆     『青楼の雪』   山中喜一氏蔵

磯田湖竜斎筆  『青楼俄狂言』  中島晋一郎氏蔵

鳥居清長筆   『青楼酒宴』   笹川臨風氏蔵

喜多川歌麿筆  『青楼十二時』

菊川英山筆   『青楼美人合』  木村英一氏蔵

その他浮世絵にこれを題するもの極めて多い。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)