青森県

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

総合

五所川原市・・・爺が豆を拾ってにわにまくと大きくなり一斗も二斗もなる。狐が盗んで食ったので捕えて殺そうとすると金儲けをさせるといって許しを乞う。馬に化ける。爺は金持ちに売る。狐は逃げ帰って茶釜に化ける。和尚に売る。湯を沸かすときんきん鳴る。小僧が磨くと「痛い、これ小僧さっさと磨け」といい、和尚が磨くと「痛い、これ和尚さっさと磨け」と鳴る。炭火をおこしてかけるとたまりかねて逃げる。

西津軽郡・・・爺と婆とが二人で畑を作り、豆をまくが、狐がきて畑をあらすので、畑に縄を張って持ちをつけておく。狐はひっかかってもがいている。二人は狐がかわいそうになって逃がす。狐は爺と婆を儲けさせようと馬に化けて売られていく。やがてうまく逃げ出し、つぎには茶釜に化ける。またも逃げ出してしまう。狐は思惑どおりに二人に金を儲けさせ、助けてもらった恩を返す。