雷隠翁

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らいいんおう


画題

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解説

画題辞典

雷隠翡ゝ支那の仙なり、名に本、幼にして羅落自ら修めす、長して進士の試験に應ぜしが第せす、途に出遊して婦らす、後年人の分が羅浮山上樹下に坐tて、佳々木々三十年、更無踪跡落人間、功成行満昇天去、回首山頭月正園と吟ぜしを見たりといふ、その自鹿を件とするの日に蓋人の屋々書く所なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の仙人で、羅浮山の松下に座すといふ、『有像列仙伝』に曰く

雷隠翁、名本、少磊落不群、既長業進士、再試即棄去、黙座終日、或誚其痴、隠翁笑曰、終不以吾痴易汝黠、一日以術授其子、因出遊不返、宋元祐間有朝士遊羅浮山見其坐于松下、自道姓名云雷隠翁。      

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)