雲巖禅師

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うんがんぜんじ


画題

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解説

画題辞典

雲巖禅師、名は曇晟、支那鐘陵建昌の人、唐代の禅僧なり少うして石門に於て出家し、百丈禅師に参する二十年にして悟る能わず、百丈寂して惟儼の下に来る。惟儼問う、爾百丈の下に在りし以外何処に到りしや、曇晟曰く嘗つて広南に到り来る。問う、広州城外の大石州主移せりと聴く実否何如、答う国人挙て移せるも動かず。惟儼又問う、汝獅子を弄す幾出を弄するや、曇晟曰く六出を弄す。惟儼曰く吾も亦弄す一出を弄すと、是に於て契会する所あり、遂に辞して潙山に遊び、又潭州雲厳山に住し、多年学徒を接化すという。唐武宗会昌元年十月二十七日寂す、勅して興宗禅師と謚す。

(『画題辞典』斎藤隆三)