阿字観
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あじかん
画題
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解説
画題辞典
阿字は梵字●なり、真言の観法にて、一切万有をこの一個の阿宇に該括し、本不生の理を観想するなり、密教最重要の秘密観法とする。之を図するは、多くに直衣姿の官人の無念無想の境に入るものゝ胸部に阿字を表わすものなり。
古く僧寂蓮の筆に阿字義伝一巻あり、
又覚鑁上人に阿字観図一舗あること倭錦に在り、
模本東京帝室博物館にあり。
(『画題辞典』斎藤隆三)