鍾離権

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しょうりけん


画題

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解説

東洋画題綜覧

鍾離権は支那の仙人で、張果老韓湘子、鉄拐、曹国舅呂洞賓藍采和何仙姑と共に八仙の一と称せらる、その雲水に遊ぶの図や呂洞賓に書を授くるの図はよく画かる、『列仙伝』に出づ。

鍾離権、燕台人、後改名覚、京寂道号和谷子、又号王陽子、又号雲房先生、父為列侯宦雲中、誕生真人之時、異光数丈、状若烈火侍衛皆驚、真人頂円額広耳厚眉長目深鼻聳口方頬大唇臉如舟、乳遠臂長如三歳児、昼夜不声不哭不食、第七日曜然而言曰、身遊紫府、名書玉京、及壮仕漢為大将、征吐蕃、失利独騎奔逃山谷、迷路夜入深林、遇一胡儒、蓬頭払額体掛草結之依、引行数里見一村庄曰、此東華先生成道処、将軍可以歇息矣、揖別而去、真人未敢驚動、荘中良久聞人語、云此必碧眼胡人饒舌也、一老人披白鹿裘扶青蔡杖、杭声前曰、来者非漢大将軍鍾離権耶、汝何不寄宿山僧之所、真人聞而大驚、知其為異人也、是時方脱虎狼之穴、遽有鸞鶴之思、乃回心向道哀求度世之方、於是老人授以長生真訣及金丹火候青竜剣法、真人告辞出門回顧荘居不見其処、後再遇華陽真人、伝以太乙圭火符内丹、洞暁玄々之道、又遇上仙玉玄甫、得為郎中、与弟権入華山三峰得道白日昇天。  (列仙伝)

鍾離権を画いたもので有名の作左の如し。

牧谿筆    『中鍾離権左右寒山拾得』  因州池田侯爵家旧蔵

狩野探幽筆  『鍾離権』         紀州徳川侯爵家旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)