鈴ケ森

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すずがもり


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歌舞伎

享和三年(1802)初世桜田治助作の「幡随長兵衛精進俎板」から出ている。現在はそのうち「鈴ヶ森」と「俎板の長兵衛」とが演ぜられる。 本国で人を殺した白井権八が、江戸へ下る途中、鈴ヶ森で大ぜいの雲助にゆすられ、これを相手に斬り結んでいるところへ、幡随院長兵衛が駕籠で通りかかる。長兵衛は権人の腕前にほれ、江戸へ来た為世話をすると約束して別れる。 居候のことを権八などと洒落ていうのもここから出ている。「お若えのお待ちなせえ」といぅ呼びかけからはじまる権入とのやりとりはよく知られ、雲助との立廻りは面白く楽しい。花形役者のやる権人の美男ぶりと、座頭格の長兵衛の貫禄を見せる一幕。