酒呑童子枕言葉

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宝永4年(1707)に大坂竹本座で初演。近松門左衛門作。

花山天皇に入内が決まった女性・三の宮が酒呑童子にさらわれたことから、頼光四天王が大江山の酒呑童子を退治する話に、将軍職をねらう平安盛の陰謀などがからむ。酒呑童子は飲酒しない限り、可憐な一面も持つ人間的な存在として描いたところに特徴がある。家族の情愛を負ったざんげ談が中心。



『日本古典文学大辞典 第一巻』岩波書店 1983年

『日本古典文学大事典』明治書院 1998年

『近松門左衛門研究入門 近松研究社編』東京大学出版会 1956年

『近松全集 第十一巻』朝日新聞社 1928年