車胤

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しゃいん


画題

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解説

画題辞典

車胤は晋の人にして南平に生る、字は武子、家貧にして讀書を欲するも油を求むる能はず、練嚢に数十の螢を盛り、その光を以て書を照らし、夜を日に継ぎて読書勉學すといふ、世に知られたる逸話なり、後桓温に知られ、荊州に召されて従事となる。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

車胤は支那晋代の学者、蛍の光を集めて読書をしたといふ逸話で名高く、孫康の雪明りで苦学したのと並び称せられて、苦学を『蛍雪の功』といふ、『晋書』に曰く。

車胤字武子、幼恭勤博覧、貧不常得油、夏月以練嚢盛数十蛍火、照書読之、以夜継日、後官至尚書郎。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)