あかっつら
時代物狂言で適役、つまり悪人のことを「赤面」と呼ぶ。これは敵役に顔を赤く塗って、はじめから悪道な性格を表現する化粧法で、義太夫狂言の適役に多く見られる。「寺子屋」の玄蕃、「石切梶原」の俣野、「暫」の腹出しなど。