謡講

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うたいこう

座敷に聴衆をあつめて、素謡を披露するために催される会のこと。京都では、立って舞う仕舞よりも、素謡が盛んで、「京観世」という謡い方があったほどである。 現在、素謡は、聴衆の前に出て謡うが、謡講では、謡い手が障子や御簾の内で謡うものである。

江戸時代に入って庶民に謡が広く普及するようになると、その庶民の間で謡講が盛んに行われるようになる。特に京都では、江戸中期以降に謡教授を専門に行う能役者が増えたため、謡会が盛んに催された。

江戸期の謡講は、演者が衝立ついたての向こう側で謡を謡い、聴衆はその声だけを聞く形で行われていたようである。