見立七小町ノ内 清水小町

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見立七小町は、小町伝説を元に描かれた安政五年七月八月改印の揃い物。三代目歌川豊国画。江戸・山崎屋清七板。保存状態は極めて良好。七小町を画題とする浮世絵は多いが、本揃い物は単に当世風俗で七小町を描くのではなく、七小町の一つ一つを、近世演劇に登場する人物に見立て、それを当時の人気役者の似顔絵で描いたもの。例えば「清水小町」は「園部左衛門」で、仮名草子『薄雪物語』に取材した浄瑠璃『新薄雪物語』の登場人物。清水寺という共通点で見立てたもの。歌舞伎役者二代目沢村訥升の似顔で描かれる。

引用)新収和古書抄、平成一四年、国文学研究資料館報第60号平成15年3月刊行より

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