蜀棧道

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しょくのさんどう


画題

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解説

画題辞典

蜀は地名なり、今の支那四川省成都城の地なり、その地山多く険峻にして来往容易ならず、その間竹を編み木を組み、謂ゆる棧道を作りて交通す、亦是れ好風景、好個の詩趣あり、古来その崎嶇羊腸の山間に棧道通ずるものを画き蜀棧道と題す。唐玄宗の時呉道子及李忠訓共に宮中にこの風景を画きしことは有名なることなり、近代のものにては、

池大雅筆(西本願寺所蔵)、渡辺崋山筆(小室春三郎氏所蔵)、谷文晁筆(波多野承五郎氏旧蔵)、周石湖筆(横河民輔氏所蔵)、王建章筆(某氏所蔵)

(『画題辞典』斎藤隆三)