蜀山人

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しょくさんじん


画題

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解説

画題辞典

蜀山人、姓は太田、通称直二郎、名は覃、字は子耕、南畝と号す、又四方赤良、四方山人の別号あれども、蜀山人を以て最も多く知らる、幕府の士なり、學を好み文章を善くし傍ら狂歌を作る、滑稽詼詼諧人を絶倒せしむ、実に古今狂歌師の冠なり、本と経學に通じ、此方面に於ても亦一方に雄たるに足ると雖も、志を得ず、自恣放浪、酒に酔び戯場に遊び、妓楼に戯れ、その間戯文學を弄して以てその生涯を終り、文政六年四月六日六十五歳を以て歿す、各方面に亙り著作数十種あり、

帝室博物館に鳥文斎榮之筆の画像あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

徳川時代中葉の戯作者、名覃、字は子耜、直二郎と称し、後七左衛門と改めた、南畝はその号である、又蜀山人、杏花園、四方赤良、晩楼山人、石楠斎等の別号がある、幕府の士で文章をよくし、博学で滑稽諧謔に富み、狂歌に巧であつた、蜀山人といふのは、その初め四方山人と号したのを、その走り書なる字を人誤つて蜀山人と読み、遂に之れに改めたといふ、逸話奇行少からず、その生涯を終るまで奔放磊落の言で一世を嘲弄し文政六年四月六日歿した、年七十五、其著に一話一言、南畝莠言、浮世絵類考、半日閑話、千紅万紫、群書一轂、石楠堂随筆、昌平余筆、泗上呵筆、蜀山余録、万載狂歌集、その他頗る多い。

東京上野帝室博物館に鳥文斎栄之筆の画像が蔵されてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)