蘇鉄
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そてつ
画題
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解説
東洋画題綜覧
蘇鉄は蘇鉄科の常緑植物で、漢名鳳尾松、鉄樹、鉄蕉、我が国では九州南部から琉球地方に分布し支那南部にも自生する、其幹の大なるもの一丈余に及び外面は鱗片状をなし、葉は大形の羽状複葉で、細く尖端が鋭い、種類には琉球蘇鉄、久米山蘇鉄、大山蘇鉄などがある。
五雜爼云、相伝此樹従琉球来云、種之能辟火患其葉似鳳尾蕉、而小、其木麁巨葉密比如魚刺将枯時以鉄屑糞之、或以鉄丁釘其根則復活、蓋此樹水性金能生水也、植盆中不甚長、一年纔落一下葉計長不能以寸、亦不甚作花、余家蓄二本、三十年中僅見両度花耳、其花亦似芭蕉而色黄不実。 （和漢三才図会）
蘇鉄を描いた作。
畠山錦成筆 『蘇鉄』 第十一回帝展出品
竹内栖鳳筆 『雄風』 紀元二千六百年記念展
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）