藤原実方朝臣

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平安時代の官人、歌人。藤原定時の子。父の早世により、叔父左大将済時の養子となる。
右馬頭、右近中将、左近中将などを経て、長徳元年陸奥守となり、同四年十二月任地で没。
藤原公任、藤原道綱、大江匡衡、清少納言、小大君などと歌の贈答がある。
中古三十六歌仙の一人で、『実方朝臣集』があり、『拾遺和歌集』以下の勅撰集に六十七首入集している。


平野邦雄・瀬野精一郎編、『日本古代中世人名事典』、吉川弘文館、2006年11月
新潮社辞典編集部編、『新潮日本人名辞典』、新潮社、1991年2月