藤原宇合
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ふじわらの うまかい
画題
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解説
前賢故実
正三位参議式部卿太宰帥。太政大臣を贈られた淡海公の第三子。度量が広くて深い。たくさんのさまざまな古典籍を閲覧し、武事にも練達していた。さらに、当時の人々に見習われるほど文才に富んでいた。神亀元年蝦夷が蜂起、陸奥大掾の佐伯児屋麻呂が殺された。朝廷は宇合を持節大将軍、高橋安麻呂を副将に任命し、三万の兵を行かせて、蝦夷の反乱を平定した。帝は、内舎人を遣わして、都へ凱旋する宇合等を近江で迎え、賞与を与えて犒った。天平九年痘瘡の病気で亡くなった。
玉藻刈る 沖へは漕がじ しきたへの 枕のあたり 忘れかねつも
(『前賢故実』)