華巌縁起
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けごんえんぎ
画題
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解説
画題辞典
華厳祖師の行状を記せるものなり。新羅の僧義湘なるもの、元暁と共に入唐し、元暁は中途故国に帰りしも、義湘は独り留まり、死を誓って長安終南山智儼三蔵に遭い、華厳経を将来して本国に帰り。国王の敬礼を受け、華厳宗を流布せしめたる事を描きて華厳縁起と名づく。
六巻あるもの山城高山寺にあり、筆者不明、一に鳥羽僧正といい、藤原信実筆という。別に九鬼男爵所蔵一本あり、又奈良東大寺に華厳五十五箇所縁起一巻あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)