脯林酒池

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ほりんしゅち


画題

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解説

画題辞典

夏桀王貪虐、有施の女末喜を納れて寵し、傾宮瑤臺を作り、生肉山の如く乾内林の如く、酒池船を通ぶに足り、糟堤十里を望み、牛飲するもの三千人、工末喜と共に見て楽みとなすといふ、遂に国亡ぶ、古来画きて君王の戒とせり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

夏の桀王、寵姫妹喜の愛に溺れ、酒を以て池とし、肉をもつて林とし、暴虐の限りを尽すと言ふ、画くところ少からず。

夏桀の無道なる有り、妹喜の歓を寵し、酒を将つて傾けて池水とし、肉を将つて排して樹林と為し、日に兇徒と、酒池肉林の間に沈酗し、生霊を苦虐す、百姓怨んで道ふ、夏桀は日と相似たり、這の日幾時か喪亡せん、我れその苦を甘受し過ぐさず、請願くは他と偕に亡びんと。  (宣和遺事)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)