能恵得業

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のうえとくごう


画題

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解説

東洋画題綜覧

画僧、中御門正二位内大臣宗能の次男、権大納言宗家の弟、東大寺に入つて法相兼真言の学を修し得業に至る、馬道の大般若二百巻の闕を書写し供奉せんとの願を発し病を得て中途に死す、然し間もなく蘇生し宿願を遂げ後猶存命し、また画道に通じて神に入ると称せらる、戒壇院の扉の画は即ちその作として聞えてゐる。仁安四年十一月卒す  (大日本人名辞書)

山城広隆寺に土佐行長筆能恵法師絵詞一巻があり、国宝に指定されてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)