こちょうのゆめ
荘周が夢に胡蝶となるといふこと『荘子』斉物篇にある、眠る荘子の周囲に蝶の飛ぶ状を画く、同書に曰く。
昔者荘周夢為胡蝶、栩々然胡蝶也、自喩適志与、不知周也、俄然覚則蘧々然周也、不知周之夢為胡蝶与、胡蝶夢為周与、周与胡蝶、則必有分矣、此之謂物化。 (荘子)
荘周と胡蝶の図、大雅にあり、谷文晁にあり柴田是真、橋本雅邦にも其作がある。そうし「荘子」参照。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)