義貞太刀流

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

よしさだたちながし


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

元弘の役、新田義貞、護良親王の令旨を奉じて義兵を本国上野に挙げ、行く/\敵兵を破り、元弘三年五月二十一日の夜半、片瀬腰越より鎌倉に向ふ、然るに北は切通まで、山路険しきに木戸を構へ、数万の敵兵並居て防戦怠りなく、南は稲村崎にて沙頭路狭きに浪打際まで逆木引きかけたり、義貞馬より下り海上遙々と伏し拝み、義貞今臣節を尽↑さんとし斧鉞を把りて敵陣に臨む、仰ぎ願くば臣が忠義を鑑みて潮を万里の外に退け、道を三年の為めに開き玉へと、龍紳に祈誓し、自ら佩ける黄金作りの太刀抜きて海中に投げしに、龍神感應やありけん、其夜の月の入る方に、前に干る事なかりし稲村崎、俄に二十町餘り干上りて平沙渺々たり、軍兵之を徒渉し、遂に鎌倉を屠り大功を挙げたりとぞ、歴史画として多く図せらる所なり.

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

にったよしさだ「新田義貞」の項を見よ。      

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)