紫菀

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しおん


画題

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解説

東洋画題綜覧

紫菀は菊科の多年草で、丈けは五六尺位に伸びる、花は淡紫色で茎の上に多数集つて咲き、葉は細長く、粗い刻み込みがあり、原産地はシベリヤであるが、古く日本に渡来し、音は『しをに』と呼び支那では『返魂草』『青菀』などの異名もある、此の花を描いた作は極めて多いが左の二作は近年で有名である。

荒木十畝筆  『黄昏』      第一回帝展出品

小林古径筆  『紫菀と紅蜀葵』  第二十二回院展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)