紫木蘭

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もくれん


画題

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解説

東洋画題綜覧

俗に木蓮と呼ぶ、木蘭といひ、木蓮といふ、共にその花の似てゐる処から命ぜられた名、玉蘭の白きに対し、紫紅色の方を紫木蘭と呼ぶ、玉蓮より遅れて咲く、早春葉に先んじて花を開き、後に葉出づ、杜蘭、林蘭、黄心の名称もある。

揺々木草抹軽紅、一種瓊林趁暁風、晴雪堆花香更然、寒雲擁樹色皆空。

塊奇似玉洵堪佩、気味尚蘭廻不同、此徳楊芬均絶俗、直応無匠此芳聚。  (翁榴庵―花暦百詠)

木蘭を画いた作

小室翠雲筆  『春風駘蕩』  第九回帝展出品

長沢芦雪筆  『木蘭鸚鵡』  松本双軒庵旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)