紫式部日記

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画題

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解説

画題辞典

紫式部日記は我が王朝のオ媛紫式部が自著なり、當時の雲上人や宮援等がことを、日常傍より見聞のまゝに記るしたる雑録ともいふべきものなり、之を図せるもの、蜂須賀侯侯爵、久松伯爵、秋元子爵三家に分蔵せる伝藤原信實筆といふ絵巻あり、詞書は後京極良経なり、その信實筆といふ確證なきも鎌倉初期の最も優秀なる絵巻の一たることは疑ふべからす。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

紫式部が夫宣孝の死後、上東門院に仕へた間のことを半ば日記風、半ば随筆風に書いたもので、寛弘五年の秋から同七年正月に至る、中宮御産(後一条、後朱雀両天皇の御生誕)の記事を中心として、雲上人や宮廷に於ける日常見聞のまゝを記して居り、一面紫式部の伝記とも見らるべきもの、この日記を絵巻風に扱つた作に左の諸作があり有名である。

紫式部日記絵巻(国宝)伝信実筆  益田孝男蔵

同      (重要美術品)  久松伯爵家蔵

同  (国宝)   蜂須賀家蔵

同残欠   (重要美術品)    森川勘一郎氏蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)