紅絵売

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べにえうり


画題

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解説

東洋画題綜覧

紅絵は享保の初めに江戸同朋町和泉屋権四郎なるものゝ売出したもので丹絵から一歩進んだ一枚刷で紅殻、丹、黄汁などの二三度刷のもの、これを売るのが紅絵売で、吉原廓内を写した箱に『風流紅彩色姿絵』と記し、側面に吉原、大門口の細工物あり、若衆髷に模様のついた衣裳で、箱にも紅絵を吊し、手にも携へて吉原廓内など売歩いたもの、『骨董集』にその図あり、浮世絵にもよく画かれてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)