節季候
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せきぞろ
画題
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解説
画題辞典
節季候とは江戸時代に於て、歳末に来りて謡ひ踊りて錢を乞ふ一種の乞食なり、笠を被りて面を包み、「せきぞろせきぞろ」と繰返し躍る。当時に於てこのものゝ来ることによりて歳末氣分の漂ふとせられたるものなり、即誉の画く所あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
江戸時代、歳の末に乞食ども絳絹で面と膝とを掩ひ烏帽子を着て、種々の祝詞を謡ひ舞ひ歩いたもの、悪鬼を駆り出すのであるといふ。
節季候都鄙にあり、都には十二月廿日より出る、節季にて候ヘば来る年の福と、又、年の終まで何事なく送り重ねしを祝ふ心なるべし。 (人倫訓蒙図会)
浮世絵に間々画かれる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)