窅娘

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えうらう


画題

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解説

画題辞典

窅娘は南唐李後主の宮女なり、繊麗善く舞う。後主為めに高さ六尺の金蓮を作らしめ、飾るに宝物細帯纓絡を以てし種々の色を以て瑞雲に擬し、窅娘をして帛を以て足を纏ふて、新月の形をなして此上に舞はしむという。唐縞が詩に「蓮中花更好 雲裏月長新」の語あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の美人、南唐李後主の官女で、容貌艶にして舞を善くした、後主為めに高さ六尺の金蓮花を作らしめ、これを飾るに珍宝細帯纓絡を以てし、種々の色彩を以て瑞雲に擬し、窅娘をして舞はしむるに、帛を以て足を纒ひ新月の形をなさしめたといふ。唐縞が詩に『蓮中花更好、雲裏月長新』の語がある。  (芥子園画伝)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)