穆王八駿

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ぼくおうはっしん


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

穆王は支那周第五代の王にして、名は満、昭王の子なり、時に造父といふものあり、御馬の術に長するを以て王の籠を蒙る、王八頭の駿馬を得、之を絶地、翻羽、奔霄、超景踰輝、超光、騰霧、桂翼と名づけ、之を以て天下を漫遊し、到る處に車轍馬跡あらしめんとす、即ち西昆崙瑤地に到リては西王母と會し、歸るを忘れしに、會々東方の徐偃工乱を作すの報あり、造父王に御し、駿馬を長驅して歸る、已にして又遠く戎を征せんとして師を出し、四の白狼、四の白鹿を得て歸る、是れより諸侯漸く服せず天下乱調を招くといふ、八駿の図は古く唐宋画家の試みし所なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

周の穆王が得たる八頭の駿馬、穆王これに乗つて天下を漫遊すといふ。

うま「」の項中、はっしゅん「八駿」を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)